谷根千散歩

江戸の風情が色濃く残る東京の下町は、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。東京の下町の中でも非常に人気が高く、特に活気づいている地域が「谷根千（やねせん）」です。
●谷根千とは
台東区・文京区・荒川区の狭間に広がる「谷根千」は、谷中・根津・千駄木というエリアの頭文字を取って名付けられました。90年代からじわりじわりと人気が広がりはじめ、ここ数年では老若男女問わず下町風情を楽しめるエリアとして注目されています。
●谷根千の街並み
戦災から逃れられた谷根千は、かつての下町情緒を残したノスタルジックな街並みが広がっています。高い建物がなく閑散とした開放感の中に、瓦ぶきの古民家や細い路地、公園や神社などがあります。
町の中にある全てがそれぞれ個性的で、じっくりと散策を楽しむにはおすすめのエリアです。

文京区根津に位置するこの「根津神社」は、今から1900年ほど前に日本武尊が千駄木に創祀した後、江戸時代五代将軍徳川綱吉が現在の場所へと移しました。
本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門は1706年のものがそのまま現存しており、国の指定重要文化財として認定されています。